■ ロープアクセス工法でできること、できないこと

27.ロープアクセス工法で大掛かりなパネルの取り付け、取り外しはできますか?

いいえ、ロープアクセスには向いていません。大掛かりなパネルは、サイズや重量があるため、作業員の身体をロープで支えながら安全に作業することが困難です。安定した足場の上で複数の作業員が協力して行うことが不可欠となります。

28.ロープアクセス工法で、建物全体をシートなどで覆うことはできますか?

はい、可能です。作業範囲を限定するシートや、建物全体を覆う養生シートを設置することで、周囲への塗料の飛散や騒音を抑えることができます。

29.ロープアクセス工法で高圧洗浄を行うことはできますか?

はい、高圧洗浄は可能です。ロープアクセス工法は、足場設置が困難な場所や部分的な洗浄に非常に適しており、効率的な作業が可能です。

30.ロープアクセス工法で、建物の窓ガラスの交換のような作業はできますか?

はい、可能です。ロープアクセス工法に精通した専門の職人が、安全に配慮した機材と技術を用いて、窓ガラスの交換作業を実施できます。

31.ロープアクセス工法で、重い機材や大きな資材を運ぶ必要がある作業はできますか?

いいえ、困難です。ロープアクセスは作業員の身体をロープで支えるため、持ち運べる機材や資材の重さや大きさに制限があります。重い道具や大量の資材を必要とする作業には向いていません。

32.ロープアクセスは、屋上に支点が全くない建物でも可能ですか?

ロープアクセス工法は、屋上にロープを固定する強固な支点(アンカーポイント)がなければ作業はできません。ただし、専用のアンカーポイントを設置することで対応は可能です。

33.広範囲にわたるタイルやモルタルの剥離補修はできますか?

ピンポイントの補修は可能ですが、広範囲に及ぶ場合は足場工法が適しています。大量の資材を運び、複数人で作業する必要があるためです。

34.ロープアクセス工法は、学校の体育館のように壁面が広い建物全体での作業はできますか?

広くても作業は可能ですが、1面に対して工事種類が多い場合は不向きです。しかし、1種類2種類程度の作業であれば、足場を組むよりも効果が高い場合があります。

35.ロープアクセスでできる作業の範囲に制限はありますか?

ロープアクセス工法は、作業員の身一つでアクセスできる範囲の作業に限定されます。大きな足場が必要な作業や、複数の職人が同時に広範囲で作業する必要がある場合には不向きです。

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