■ ドローンとロープアクセス工法について
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11.ドローン調査は、従来の足場を組む調査とどう違いますか?
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ドローン調査は、足場を組むことなく建物全体を空撮するため、足場費用と工期を大幅に削減できます。また、目視では見えにくい場所も高解像度カメラで詳細に確認できます。
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12.ドローンで建物の劣化はどこまでわかりますか?
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外壁のひび割れ、浮き、剥離、雨漏りの原因となる箇所など、目視では発見が難しい劣化を広範囲に把握できます。赤外線カメラを併用することで、タイルの浮きや内部の水の侵入も検知可能です。
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13.ロープアクセス工法とは何ですか?
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ロープアクセス工法は、ロープを用いて建物の外壁を上下に移動しながら作業を行う技術です。足場が不要なため、ピンポイントな調査や補修を迅速かつ低コストで実施できます。
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14.ドローンとロープアクセスは、どのように使い分けるのですか?
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まずドローンで建物全体をスクリーニングし、広範囲の劣化を把握します。その後、ロープアクセスでドローンで特定した箇所を精密に打診調査することで、効率的かつ正確な診断が可能です。
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15.ドローン調査は、どのくらいの期間がかかりますか?
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建物の規模にもよりますが、通常は数時間から1日で調査を完了させることができます。足場の設置・解体が不要なため、非常にスピーディーです。
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16.ドローン調査は安全ですか?
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はい。JBIAでは、ドローン操縦の専門資格を持つ技術者が、安全対策を徹底して調査を実施します。悪天候時など危険な状況での飛行は行いません。
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17.ロープアクセス工法は安全ですか?
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はい。日本国内の安全基準に準拠した方法で作業を行います。複数のロープを使用し、常に安全を確保しながら作業を進めるため、高い安全性を保っています。
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18.ロープアクセスに向かない建物の形状はありますか?
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屋上にロープを固定できる支点が確保できない場合や、著しく張り出した軒や庇、急な傾斜のある壁面など、ロープの動線を確保しにくい建物では作業が困難になることがあります。
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19.風速何メートルまでならドローンやロープアクセスは安全ですか?
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ドローンやロープアクセスの作業は、一般的に風速5m/s以上になると安全に配慮して中止することが多くなります。ただし、建物の形状や作業内容、周囲の環境によって基準は変動します。
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20.ドローン調査は雨の日でもできますか?
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いいえ。ドローンは精密機器であるため、雨天時の飛行は行いません。雨が降ると機体が損傷する可能性があり、また濡れた外壁ではタイルの浮きやひび割れなどの正確な判断が難しくなるためです。