■ 建物の構造と劣化状況

21.RC造(鉄筋コンクリート)の建物にはどちらの工法が適していますか?

RC造はクラック(ひび割れ)やコンクリートの剥落が問題になりやすいため、ロープアクセス工法による部分的な打診調査や補修が非常に有効です。大規模な劣化には足場も必要となります。

22.タイル張りの建物にはどちらの工法が適していますか?

タイル浮きや剥離は、ドローンによる赤外線調査で発見できます。その後の打診調査やピンポイントな剥落防止には、ロープアクセス工法がコストを抑えられます。広範囲のタイル補修には足場工法が選択されます。

23.意匠性の高い建物や複雑な形状の建物にはどちらが適していますか?

ロープアクセス工法は、足場では届きにくい複雑な形状の建物や、意匠性の高いデザインを損なわずに調査・補修できるため、非常に得意としています。

24.学校(小中高)のような建物でも、ロープアクセスは可能ですか?

はい、可能です。ただし、オーバーハング(壁面の張り出し)している箇所はロープアクセスが困難な場合があります。その際は、ドローンによる広範囲の調査と、足場工法やロープアクセス工法を組み合わせたハイブリッド工法を提案することで、建物全体を安全かつ効率的に調査・修繕いたします。

25.ALCパネルの建物にはどちらの工法が適していますか?

ALCパネルはシーリング部分の劣化が問題になりやすいため、ロープアクセス工法によるシーリング打ち替えや、ピンポイントの補修が適しています。

26.どの構造でも共通して注意すべき点はありますか?

はい。いずれの構造でも、軽微な劣化のうちに発見し、補修を行うことが重要です。早期発見・早期対応により、建物の資産価値を守り、大規模な修繕費用を抑えることができます。JBIAのドローン調査は、その第一歩として最適です。

TOP